日時 | 2019年10月23日(水)、24日(木)、25日(金) |
会場 | 日本学術会議(東京都港区六本木7-22-34)アクセス |
主催 | 日本学術会議 機械工学委員会 |
共催 | 安全工学会、地盤工学会、土木学会、日本機械学会、日本建築学会 日本航空宇宙学会、日本材料学会*、日本船舶海洋工学会 (印*:幹事学会) |
後援 | 計測自動制御学会、資源・素材学会、自動車技術会、精密工学会、 日本化学会、日本火災学会、日本風工学会、日本金属学会、日本コンクリート工学会、日本高圧力技術協会、 日本鋼構造協会、日本原子力学会、日本材料強度学会、日本地震工学会、日本信頼性学会、 日本鉄鋼協会、日本人間工学会、日本非破壊検査協会、日本複合材料学会、日本雪工学会、日本溶接協会、 腐食防食学会、溶接学会 |
開催概要
基調講演
日時 | 場所 | 講演者 | 講演タイトル |
10月23日(水) 13:15〜14:15 |
1階講堂 | Prof. Junho Song |
A System Reliability Perspective on Disaster-Resilience |
10月25日(金) 13:30〜14:30 |
1階講堂 | 吉川 真氏 |
「はやぶさ2」の運用とこれまでの探査成果
要旨:小惑星探査機「はやぶさ2」は2014年12月に打ち上げられ,2018年6月に目的地の小惑星リュウグウに到着した.リュウグウの詳しい観測を行った後,小型のローバやランダをその表面に降ろすことに成功し,そして1回目のタッチダウンにも成功した.さらに,人工クレーターを作り,その近くに2回目のタッチダウンも行い成功した.今後は,2019年の年末にリュウグウから出発し,2020年の年末にカプセルを地球に戻す予定である.これまでの探査で,技術的にも理学的にも大きな進展があった.本講演では,「はやぶさ2」のこれまでの成果について紹介する. |
所属:Department of Civil and Environmental Engineering, Seoul National Univ.
Junho Song received his B.S. and M.S. in Civil Engineering from Seoul National University,
Korea and his Ph.D. in Civil & Environmental Engineering from the University of California
at Berkeley, USA in 2004. After working as a postdoctoral researcher at UC Berkeley (2004-2005)
and a senior vulnerability engineer at Risk Management Solutions, Inc. (2005), he joined the
faculty at the University of Illinois at Urbana-Champaign, USA to serve as Assistant Professor (2005-2011),
Associate Professor (2011-2013), and CEE Excellence Faculty Scholar (2012-2013).
In 2014, Dr. Song joined the faculty of the Department of Civil & Environmental Engineering at Seoul National
University (SNU) as a Young Scholar for the Next Generation.
At SNU, Dr. Song has been serving as Associate Professor (2014-1016), Director of the Convergence Research
Center for Disaster-Hazard Resilience (2015-2017), and Professor (2016-present).
Dr. Song teaches graduate and undergraduate courses in the area of engineering risk & uncertainty,
decision & risk analysis, structural reliability, system reliability, random vibrations, and probabilistic
loads on structures. He has research interests in
(1) structural & system reliability analysis,
(2) reliability-based design/topology optimization and decision-making,
(3) risk, reliability and resilience analysis of urban communities and networks,
(4) earthquake engineering & random vibrations, and
(5) statistical/machine learning for urban infrastructure systems under uncertainties.
Dr. Song has presented his research outcomes through 65 papers published in peer-reviewed
archival journals and more than 160 conference presentations. His technological innovations in the area
of System Reliability and Optimization were recognized by the IASSAR Research Prize (the 10th ICOSSAR conference, 2009),
“100 Future Technologies and Leaders of Korea in 2025” (the National Academy of Engineering of Korea, 2017),
and “Shinyang Engineering Academic Award” (SNU College of Engineering, 2018).
Dr. Song is a member of the American Society of Civil Engineers (ASCE), the Korean Society of
Civil Engineers (KSCE), the Earthquake Engineering Society of Korea (EESK) and many others.
He has been serving as a member of the Probabilistic Methods Committee of ASCE Engineering Mechanics Division,
five editorial boards of international journals, SC3 subcommittee of International Association for Structural
Safety and Reliability, Joint Committee on Structural Safety (JCSS), and the Board of Directors
of the International Civil Engineering Risk and Reliability Association (CERRA).
Dr. Song is currently the Chairman of CERRA (2015-present) and the IFIP Working Group 7.5 on Reliability
and Optimization of Structural Systems (2016-present).
<講演者のプロフィール>
所属:宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 はやぶさ2プロジェクト ミッションマネージャ
宇宙航空研究開発機構、宇宙科学研究所、准教授。理学博士。
「はやぶさ2」ミッションマネージャ。1962年、栃木県栃木市生まれ。 東京大学理学部天文学科卒業。同大学院卒業。日本学術振興会の特別研究員を経て、 1991年からは郵政省通信総合研究所に勤務。1996年にはフランスのニース天文台に1年間派遣。 1998年に文部省宇宙科学研究所に異動。2003年10月からは、組織の統合により現在に至る。
専門は天体力学。「はやぶさ」や「はやぶさ2」等の太陽系天体探査ミッションを中心に惑星探査関連の研究をしている。 また、天体の地球衝突問題(スペースガード)についても研究を進めている。
パネルディスカッション
日時 | 10月24日(木)14:30〜17:00 |
場所 | 1階講堂 |
タイトル | 信頼性・安全性に関する基規準の制定プロセスと普及 |
パネリスト |
機械分野 酒井信介氏(横浜国立大学) 建築分野 西嶋一欽氏(京都大学) リスク評価分野 高田毅士氏(東京大学) 土木分野 佐藤尚次氏(中央大学) 船舶分野 有馬俊朗氏(日本海事協会) 衝撃分野 園田佳巨氏(九州大学) 火災分野 鍵屋浩司氏(建築研究所) |
主旨 |
国民の高い生活水準を支えるために,土木,建築,機械構造物など
多数の構造物が社会基盤として開発,施設されている.これら構造
物の信頼性・安全性を確保することは,従来から重要な課題であり
分野ごとに法規,ガイドライン,規準としてまとめられている.構
造物に対するリスク管理の観点から,信頼性設計の導入の機運が高
まっており,機械設計における信頼性設計のJIS 規格も発行されて
いる.一方で,近年の経済,産業のグローバル化により,信頼性
や安全性に係る基規準もワールドワイドに規定される場合が多く,
世界標準に照らし合わせて日本の基規準の再考も求められている.
本パネル討論では,このような信頼性・安全性設計に対する背景の もと,各分野・学術団体において,構造物における信頼性・安全性 確保の基規準の制定プロセスやその普及についての現状を共有し, 今後の信頼性設計の在り方について討論を行う. |
総合司会 | 三好哲也(阪南大学)・JCOSSAR2019 運営委員会委員長 |
懇親会
オーガナイズドセッション
セッション番号 | セッション名 | オーガナイザー |
OS1 | 猛威を振るう自然災害と社会の安全性・信頼性・危機管理 | 糸井達哉(東大) 北原武嗣(関東学院大) 井戸田秀樹(名工大) |
OS2 | 信頼性・安全性・損傷評価への新技術 −AI,IoT,ビッグデータ− | 肥田剛典(東大) 北原武嗣(関東学院大) |
OS3 | リスクベースに基づく設計と保守の高度化 | 佐々木哲也(安衛研) 岩崎 篤(群大) 澁谷忠弘(横国大) |
OS4 | 地盤工学における不確かさの評価と信頼性設計 | 西村伸一(岡山大) 山本真哉(清水建設) |
OS6 | 構造物の劣化状態の把握,予測,リスク評価 | 秋山充良(早稲田大学) 吉田郁政(東京都市大) |
OS7 | 逆問題と信頼性評価 −粒子法,スパースモデリングなどの新しい展開− | 西村伸一(岡山大学) 吉田郁政(東京都市大学) |
OS9 | 弾塑性領域を用いた耐震設計・信頼性 | 古屋 治(東京電機大) 中村いずみ(防災研) |
OS10 | 高圧水素インフラを支える機器の信頼性評価 | 吉川暢宏(東大) 三宅淳巳(横国大) |
OS11 | 性能設計の実現のために必要なこと | 日下彰宏(小堀鐸二研究所) |
OS12 | 建築物の荷重・作用 | 西嶋一欽(京大) |
OS14 | 航空宇宙システムの信頼性と安全性 | 小木曽 望(阪府大) 荻原 慎二(東理大) |
OS15 | 材料・機械・構造物における強度と信頼性 | 松村隆(電気通信大) |
OS16 | 安全・安心の社会システム | 井面仁志(香川大) 梶谷義雄(香川大) |
OS17 | 構造物の信頼性(信頼性設計,構造ヘルスモニタリングなど) | 飯島一博(阪大) |
OS18 | 海洋エネルギー発電技術の開発と安全性・信頼性 | 井上俊司(海技研) |
運営委員会委員
委員長 | 三好哲也(阪南大学、材料学会) |
副委員長 |
西村伸一(岡山大学、地盤工学会) 北原武嗣(関東学院大学、土木学会) |
委員(順不同) |
秋山充良(早稻田大学、土木学会) 井面仁志(香川大学、日本材料学会) 小木曽 望(大阪府立大学、日本航空宇宙学会) 石代 宗之(日本海事協会、日本船舶海洋工学会) 小檜山雅之(慶應義塾大学、日本建築学会) 佐藤吉信((株)日本環境承認機構、安全工学会) 澁谷忠弘(横浜国立大学、安全工学会) 白木 渡(香川大学、日本材料学会) 高田毅士(東京大学、日本建築学会) 田中義和(広島大学、日本船舶海洋工学会) 西嶋一欽(京都大学、日本建築学会) 荻原慎二(東京理科大学、日本航空宇宙学会) 古屋 治(東京都市大学、日本機械学会) 松村隆(電気通信大学、日本材料学会) 皆川佳祐(埼玉工業大学 工学部 機械工学科、日本機械学会) 山本真哉(清水建設(株)技術研究所、地盤工学会) 吉川暢宏(東京大学、日本機械学会) 吉田郁政(東京都市大学、土木学会) |